安住紳一郎の日曜天国

放送日時/2008年10月5日放送
出演番組/TBSラジオ
出 演 者/安住紳一郎/中澤有美子

今が旬!どんぐりを拾っておいしく食べよう♪
熊谷光紗です。
めっきり涼しくなって秋本番に突入!
そんな中秋を感じにどんぐり拾いに行って来ました♪場所は、東京都多摩市の西永山複合施設。
元々は中学校だった場所なんですが、現在は地元の方たちが様々なサークル活動の場として使っているんです。そこの調理室ではどんぐりを使ったクッキーを 作っている人たちがいます。
その名も「どんぐりクラブ」。どんぐりの食べ方を教えているというどんぐり愛が感じられる皆様です。

そもそもどんぐりは食べられるってご存知でしたか?
私は小さい頃に拾ったことはあったけど、まさか 食べられるとは思っていませんでした。
と こ ろ が、
縄文時代から日本人は主食として1万年以上も食べていたという事!!
現在日本にあるどんぐりは17種類ほど。でもほとんどが渋くて食べられません。「タンニン」という渋みの成分が多ければ多いほど渋くて食べるに耐えられないんですが、中にはタンニンが少ししか含まれていなくて生でも食べられるくらいおいしいどんぐりがあるんです。それは、マテバシイと呼ばれるどんぐり。
私が行った場所に落ちているどんぐりはほとんどがマテバシイ。
たて長の涙型。どんぐりと言って一番に思い浮かべるであろう一般的な形をしています。

それがあちらにもこちらにもころっころと転がっているのです!!
これ全部食べられるなんて!!道端一面食材の宝庫じゃありませんか!!急にお腹がすいてきました。
念のため 間違えてしぶーいどんぐりを食べてしまわないように・・・
マテバシイと他のどんぐりとの見分け方を聞くと一番分かりやすいのは地面に立ててみること。そうするとマテバシイはお尻が平らだから立つんです。そこいらのどんぐりを立ててみたら立つ!!なんと愛らしい光景でしょう。なんかどっかで見たことあるような聞いたことあるような光景です。
そうです「どんぐりの背比べ」 です。
どおりでこの言葉はマテバシイがモデルだそうですよ。そんな豆知識も教えてもらいつつ早く食べてみたいなあと食欲が募るばかり。それじゃいただきますとマテバシイの木に挨拶し靴の底で殻に入ったどんぐりをえいっ!!と勢いよく踏みました。
ぱりっ!と硬い殻が破れてから顔を出したのはピーナッツの皮を全部剥いた時のような白いどんぐりの身。それを前歯で噛もうとすると・・・想像以上に固い!!
まるでリスになった気分。ぽりぽりぽりぽり噛む度にどんぐりのほんのりとした甘さが広がってお、おいしい。どんな味?と聞かれれば栗のような味。こんな身近に食料が大量に転がっているとは!!
もし飢え死にしそうになったらどんぐりを食べてしのごう。そう思いました。
どんぐりクラブではこのマテバシイを使ってクッキーを作っているそう。

それも 出来る限り縄文時代に使っていたであろう材料と同じ材料を使っているんです。
たとえば甘さを出すのに当時は砂糖がまだ無かったのでハチミツを食塩の代わりには猪やうさぎの血を入れていたそう。さすがに血は今は入れませんが・・・。
お い し そー!!
そのほかもっと簡単にできるのが拾ってきたどんぐりを殻のままフライパンで炒って殻を剥いて食べるだけ。少しだけ身が柔らかくなってほくほくします。
10月のはじまり。ふと足元をみると意外と色んな所にどんぐりって転がっていたりするんですよね。
この秋はみなさんもどんぐりを拾って食べてみてはいかがでしょうか??

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